P3実験室(セルソーター)
P3Laboratory
(Cell Sorter)
 
 
 
この部屋では主に、ウイルス感染細胞や非感染血液細胞をさまざまな特徴によってソート(分留)を行っています。
他のP3実験室と同様に室内が陰圧に保たれ室内からの空気の流出がないようになっており、ウイルス感染細胞を用いた実験が可能です。

 


Miltenyi Biotec社
auto MACS( Magnetic Cell Sorting)
Becton Dickinson社
FACS Vantage SE (P3仕様) 
Carl Zeiss社
共焦点レーザー顕微鏡 (LSM)
  目的細胞を特異的抗体でコーティングされたマイクロ磁気ビーズを用いてソートする装置です。原理としては、標識細胞を強力な磁場をおびたカラムを通過させることで、磁気標識した細胞はカラムに保持し、標識されていない細胞をカラムを通過させます。さらに、カラムの磁場をなくすことで標識細胞を回収します。また安全キャビネット内に設置されているため、感染細胞をあるいは非感染血液細胞を無菌的にソートすることが可能です。 ソート機能を有するフローサイトメーターであり、マルチカラー解析を行いながら、同時に細胞表面抗原の違いによって細胞をソートすることができます。当センターのFACSシステムの一番の特徴として、機器がP3実験室内のさらに陰圧となった部屋に設置されており、オペレーターを感染性のエアロゾルから守ることができるので、ウイルス感染細胞のソーティングが可能となっています。また、搭載レーザーは水冷アルゴン、空冷ヘリウムネオン、水冷クリプトンの3本で、現在6colorまでの解析が行われています。 通常の蛍光顕微鏡と異なり、組織や細胞の三次元画像解析が可能な顕微鏡です。Laserで励起した試料の蛍光を検出し、焦点をずらしながら焦点面の画像を連続的にスキャンし、コンピューター上で三次元立体画像を構築することができます。


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