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岡 慎一 Oka Shinichi
エイズ学研究センター・客員教授(医学教育部専任)/国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター
感染症学・医学博士
国際研究員会 エイズの治療に関する研究


岡 慎一 Oka Shinichi 途上国との国際共同研究
我々の国際共同研究のカウンターパートは、他の熊本大学の部局とは異なり途上国である。
また、臨床研究に主眼をおいている点も他との違いである。現在ベトナムとモンゴルと共同研究を行っており、韓国とも始める予定である。


1.ベトナム
ハノイにあるThe National Institute for Infectious and Tropical Diseases (NIITD)と共同研究を行っている。ベトナムではエイズに対する治療が始まったが、医療体制は未整備であり今後薬剤耐性ウイルス出現の危険がある。また、ベトナムで流行しているウイルスはCRF01-AEであり、日本や欧米のサブタイプBとは異なる。CRF01-AEの薬剤耐性ウイルスに関する研究が進行中である。

2.モンゴル
モンゴルではHIV感染者の数が極めて少ない(1)。しかし、2005年以降男性同性愛者の間でHIV感染が急激に拡大しており、迅速な予防対策が必要である。我々は、遺伝子解析結果に基づき現在増加しているウイルス株を突き止めており(図)、このグループに対する予防介入をWHOと共同のもと計画中である。

Reference
1. Davaalkham J, Oka S et al. High risk status of HIV-1 in the very low epidemic country, Mongolia, 2007. Int J STD AIDS (in press)
 


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