現在熊本大学医学教育部には、エイズの研究者を目指す博士課程学生が26名、修士課程学生が15名在学している。これらの学生の指導は、主に指導教官を中心とした個別指導の体制がとられている。
 この中には、日本学術振興会の特別研究員に採用されているものが既に2名おり、また海外の学会で表彰されたもの(13th Conference on Retroviruses and Opportunistic Infections 2006)Young Investigator Award:現博士課程2年生、AIDS Vaccine 2004 Conference: Travel Grant :現博士課程3年生) などもおり、その教育効果が一部では出ていると考えられる。しかしながら各研究室の教育体制の差は大きく、組織だった体系的教育の必要性が出てきた。