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Applied Biosystems 3500/3500xL Genetic Analyzer 取り扱いルール (rev.2016.2.1)


0. 使用前に

  Applied Biosystems 3500/3500xL Genetic Analyzerを使用できるのは登録者のみです。登録に際しては、エイズ学研究センターが主催したメーカー担当者による説明会、または既に登録をしている方から装置の取り扱い説明を受けた後に、使用申請書(ABI3500 / ABI3500xLを提出してください。申請書は必ず責任者(研究室の教授もしくは准教授で、消耗品代および修理代等の支払い能力がある、もしくはそれに相当する方)の承認を受けてください。 登録承認後、センター長サイン入りの申請書(写)を返送いたします。
※新規に登録を希望する人を指導する既登録者は、原則研究者(それが不可能な場合は、それに準ずる博士課程大学院生)で、シークエンサーの知識・経験が十分にあり、機器の理論等を説明できる方とします。
確実に使用できることを確認するまでは(最低でも複数回の訓練で指導者が確認すること)、登録できませんのでご留意ください。


1. 予約について
 予約はGoogleカレンダーを使用しています。まずGoogleアカウントを取得したメールアドレスをエイズ学研究センター・月足 (moon*kumamoto-u.ac.jp ‘*は@に置き換えてください’) までご連絡ください。 その後、メールアドレスの登録を行い、予約ができるようになります。
予約に際しては、共通機器予約ページ(https://kumamoto-u-jrchri.jp/caidsvch.htm)にてカレンダーの空き時間を確認後、予約を入れてください。予約時間を15分以上過ぎても予約者がその場に居ない場合は、その予約はキャンセルとし、続けて予約を入れている方を繰り上げます。またペナルティーとして、測定予定のサンプル数を測定したものとして、その研究室にチャージします。キャンセルの場合は、速やかに予約を消去してください。
・予約は使用予定の48時間以内になってから可能とします。
・Googleカレンダーに氏名・所属・サンプル数・予約日時を英語で入力してください。
・必ず研究室のPCから予約してください。

・7日間のうちにポリマーを2個以上使用する場合(プレート8枚分)は、その前の週までに管理者・高濱 (shokichi*kumamoto-u.ac.jp ‘
*は@に置き換えてください’) に連絡してください。


2. メンテナンスについて
2-1. 日常点検1 (ラン開始前のメンテナンス)
装置を使用する方は、日常点検を必ず行ってください。日常点検は以下の項目であり、装置の側においてあるチェックシートを見ながら点検してください。
・ ダッシュボード上に表示された消耗品のステータスが有効であること。
・ すべてのバッファーがフィルラインまであること。
・ キャピラリーの先端がバッファーに浸っていること。
・ ポンプブロックのライン内に気泡がないこと。
・ ポリマーの漏れや結晶がないこと。
・ 装置内に結晶化した汚れがないこと。
・ 廃液入れが一杯でないこと。

2-2. 日常点検2
 (月1回)
毎月1日に当番制(研究室毎)で日常点検を行ってください。次月の当番については、前月の最終週までに連絡します。点検は以下の項目であり、チェックシートを見ながら点検してください。チェックシートは回収しますので、装置のそばに置いておいてください。また、点検後、Maintenance CalendarのActionの項目にチェックを入れてください。
・ オートサンプラーとトレイの清掃。
・ ディスクスペースのチェック。
・ Cleanup DB.vbsの実行。
・ デフラグの実施(Administratorにてlog in)。
・ 本体裏側のフィルターの清掃。


3. 使用の際の注意点

3-1 ポリマー交換
ポリマーを交換する方は、必ずブロック洗浄を行ってください。また下記の交換時期および交換方法を参照し無駄のない使用を心がけてください。

*ポリマーの交換時期について*
・ 開封から7日経過しているが、60インジェクション以下の場合 
  →60インジェクションになるまで、そのままポリマーを使用してください。
・ 開封から7日以内だが、60インジェクションを経過した場合 
  →装置が強制停止しますので、ポリマーを交換してください。

*ポリマー交換方法について*
現在装着されているポリマーを可能な限り使い切ってから新しいものを開封してください。ラン予定のサンプル数が装着されているポリマー残量より多い場合には、ランを2回に分けてください。装着されているポリマーを可能な限り使い1回目のランを行ってから、新しいポリマーを開封し2回目のランを始めてください。
例)3500xL:装着されているポリマーの残量が75サンプル、ラン予定のサンプルが96サンプルの場合→ 現在装着されているポリマーで72サンプル分(=24サンプル×3)のランを終わらせてから、新しいポリマーを装着し残りの24サンプル分のランを行う。
またシークエンス終了後、予約に用いているGoogleカレンダーに現在装着されているpolymerがあと何回使用出来るか入力し、上書き保存してください。
例)Matsushita lab, Takahama, 120samples (6/20.9:13) 158 remains


3-2 CBC用セプタ交換
CBC交換時にセプタは常に新品を使用してください。劣化したセプタは本体の破損を招く可能性があります。

3-3 本体およびコンピューターの立ち上げ手順
シークエンサーの横に掲示してある手順(コンピューターの電源を入れる→ログイン画面の表示→シークエンサーの電源を立ち上げる→緑色のランプの確認→ログイン→緑色のチェックがでるのを待つ)で立ち上げてください。これがメーカー推奨のもっとも安全な立ち上げ手順です。

3-4 ブロック洗浄の頻度
毎週、その週の初めに使用する方が必ずconditioning reagentを用いてブロック洗浄を行ってください。汚れの蓄積による機能低下を防止するために必要な措置です。

3-5 使用時の確認事項
登録時にレクチャーを受けた内容を遵守してください。レクチャー内容を踏まえたうえで以下の確認も併せてお願いします。
・ シークエンス開始前のプレートリテーナの位置確認
・ 実際にサンプルの吸い上げが開始されたかの確認(ラン開始後、20分後くらいから確認可能です)


4. 消耗品について
4-1. 通常時の各研究室における消耗品負担に関して

管理責任者が毎月末に消耗品の消費実績と各研究室の使用実績を集計し、そのデータを元に別紙の共有消耗品の発注が必要になった際に、事務担当・月足より各研究室の責任者及び事務担当者に負担額をご連絡します。松下プロジェクト研究室に納品後、費用を負担していただく研究室へ業者が納品書を持って伺いますので、経理処理等の対応をお願いします。その他の消耗品については、各研究室で購入してください。
<集計方法等>
1) 各消耗品の消費数を集計 → 消費数から全体の消費金額の合計を算出。
2) 各研究室で使用したインジェクション数を集計(3500xLについては、使用インジェクション数×3として3500の実績と合算) → 全体のインジェクション数から使用頻度(%)を算出。
3) 使用頻度に比例して、消費金額を各研究室に割り当て、翌月以降に必要な共有消耗品のうち、相当分の費用負担額を連絡する。
※ キャピラリーについては、3500、3500xLそれぞれ別に使用実績を集計しますが、2装置共有の消耗品については3500、3500xLの合算です。

4-2. ポリマー発注に関して
1) 管理責任者が週2-3度、ポリマー在庫数をチェックします。
2) 最大ストック数7個、最低ストック数を2個とし、在庫が2個になった時点で5個購入します。
※ただし、前の週までに使用者より大量使用の申し出があった場合は、この限りではありません(多めに発注する場合もあります)。

4-3. 消耗品の交換に関して
キャピラリーアレイのみ管理責任者が交換を行います。その他の消耗品の交換は各自でお願いします。バッファーやポリマーなどの消耗品の交換を行う際には、静かに慎重に行ってください。物理的な衝撃を与えますと故障の原因となります。


5. 修理費用について
5-1. 通常時の修理費負担に関して
装置の故障等で修理費が生じた場合は、使用実績を元に各研究室で費用を分担していただきます。

5-2. シークエンサー使用時のトラブルに伴う必要経費負担に関して
全てのトラブルに関して、同じ研究室が2回以上同じ失敗を繰り返した場合、そのトラブルに伴う必要経費はその研究室に負担していただきます。該当研究室は使用者へ使い方の指導を再徹底してください。

6. 使用履歴について
装置使用後は、使用履歴を専用のノートに正しく記載してください。このノートの持ち出しは厳禁です。

7. その他
この機械は、共通機器ですので、使用方法に問題がある方には1度のみ警告します。その後、改善が見られない場合や再び警告を出された方は登録者から外します。

以上の点にご留意の上、慎重にお取り扱いくださいますようご協力お願いいたします。


管理責任者: 高濱正吉
(事務担当: 月足美樹)




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