HIV-1に対する中和抗体の解析とHIV-1の侵入を阻止する薬剤の開発
原田信志 (大学院生命科学研究部・感染防御学分野)
 
     
HIV-1や多くのエンベロープを有するウイルスでは、細胞のレセプターとウイルス糖蛋白スパイクとの複数の結合が、fusion poreを形成するのに必要である。このfusion poreの形成には細胞膜とエンベロープの流動性が重要であるという考えから、中和抗体の作用機序及び流動性を抑えることによる抗ウイルス剤の開発を行っている。特に後者は、幅広くエンベロープを持つウイルスに対して作用する薬剤の開発を目指し、SARSやインフルエンザウイルスの問題解決を計りたい。
     
    →2005年に発表の論文
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