2006年9月27日
Student Presentation 1
“ Photoelectrochemical Oxidation of Methanol on Oxide Nanosheets”
Mr. Kazuyoshi Izawa, Graduate School of Science and Technology, Kumamoto University”

Student Presentation 2
“Oxygen Combustion System with CO2 Recirculation”
Mr. Wonyoung CHOI, Division of Mechanical Engineering, KAIST

Student Presentation 3
“A Study of 2010 ShangHai EXPO”
Jin NAN, Graduate School of Tourism Management, Pai Chai University

Student Presentation 4
“Research on History of Initiatives for Cultural Administration Policy ?Paradigm shift from after WW II until present time ?“
Mr. Satoshi Ishida, Master’s Course in Law, Kumamoto University

Student Presentation 5
“Development of a Digital Inverter for Brown Gas Generating System”

Mr. Ba-Da PARK, College of Engineering, Pukyong National University


学会内容紹介

今回は韓国側の講演で特に印象的だったYong-Soon LEE教授による「種の絶滅と環境ホルモン」を紹介する。
「環境ホルモンはホルモン機能に影響する自然界などにも存在する化学物質のことである。近年は単純に有毒物質として理解されている。しかし、実際はDDT(農薬として使われている)、PCB(電流の絶縁体として使われている)やダイオキシン(ビニル基を含む物質を燃やすことや森林火災により産生される)やビスフェノールA(プラスチックを生産する可塑剤として使われる)など多くの化学有害物質が我々の周りに存在する。そのような有毒物質が我々の内分泌システムに悪影響を与える。この環境ホルモンにより、地球温暖化、オゾン層の破壊、種の絶滅(希少化)が世界中で起こっている。これは環境化に自然に存在する環境ホルモンではなく、むしろ人為的に作られた環境ホルモンが原因である。生態系のピラミッド型の食物連鎖において、人類はその頂上に位置しており、微生物などが基盤となる下部に位置している。その微生物がいなくなるとバランスが悪くなり、そのピラミッド構造は崩壊する。我々は環境ホルモンが種の絶滅を確実に導くのを防ぎ、種の多様性を維持する必要がある。」
この講演により私は環境ホルモンの危険性を再認識すると同時に環境ホルモンを減らすために何ができるか考えるいい機会になりました。現在、注目されている解決策の一例として、プラスチックを燃やしガスとし、それを冷却することで石油(軽油成分、ガソリン成分)に変える開発がある。今後はこのように有害物質を減らす研究に更に力をいれていく必要があると思われる。また、今年は特に地球温暖化がメディアなどで注目された年でもあるので、これを機会に温暖化の要因である環境ホルモンの危険性を我々は再認識するべきだと思います。

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