II-2.表面マーカーを用いたCD8 T細胞の分化分類とその機能の解析

CD27, CD28, CD45RAおよびパーフォリンに対する抗体とテトラマーを組み合わせた4-color解析と、細胞傷害活性を測定することによって、CD8T細胞の文化に関して検討した。その結果、これらの解析によって、naive T細胞からeffector T細胞までの分化過程は、少なくとも5〜7段階に分かれていることをあきらかにした(図2)(J. Immunol. 168:5538-5550, 2002)。さらに、CCR5, CCR7の発現を組み合わせることにより、詳細な分化過程を示せる可能性がでてきた。現在、それぞれの分化段階におけるCD8T細胞の機能を解析している。

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